今日立ち止まった一瞬を繰り返して、一生が過ぎてゆく。
北陸には、雪起こしの雷が鳴り、白山も白くなりました。
寒い日が続きますが、体調は崩していませんか?
リソルートです。
今日は、授業前に生徒にした話をしようと思います。
体調なんて崩してる場合じゃねぇ!
『塵も積もれば山となる』という諺がありますが、積もらせたいのは塵ばかりではありません。
この時期であれば雪でしょうか?(自動車に乗るようになってからは、積もってほしくなくなりましたが)
一番積もらせたいものはと聞かれれば、時間やお金ではないでしょうか。
神から与えられた時間を使ってゆくのが”生きる”ということならば、人生とは限られた時間の中で何をするか、なわけです。
高校3年生の話
先日の話。
高校3年生が自習に来ておりまして、ふと目を離したすきに居眠りをしていました。
それを見た塾長が生徒を起こすと、
「あ!15分寝てた!」
と言うわけです。
それを聞いて上司、少し意地悪をします。
「15分ってたった15分だし、寝てたら一瞬だけど、その一瞬を4回くりかえすと1時間。1時間を24回繰り返すと1日になるわけだ。
つまり、居眠りした時間を96回繰り返したら1日が終わってしまうというわけだね。
そして」
教室に掲示してある、センター試験までの残り日数を示す電光掲示板を指さして
「それを40回も繰り返せば、センター試験当日だ」
こうして、「寝ている場合じゃねえ!」と思わせる話をするわけです。
実際、生徒は「やばい!やばい!」と言いながら勉強に戻っていきました。
当人からすれば笑い事ではありませんが、第3者からするとあまり響かない話かもしれません。
有名な話ではありますが、子どもだましとも言えますね。
高校2年生の話
次の話。
テスト期間中の休みの日、高校2年生からLINEが飛んできまして、なんでも、最近のiPhoneはスマホを見ていた時間を教えてくれるのだとか。
それで、「スマホを見る時間を一日1時間以内に抑えて、10時間勉強します。見ててください」と言うわけです。
有言実行、彼は宣言通りスマホの使用を1時間以内に抑えたスクショを、1日の最後に送ってきました。
それを受けて「よう頑張ったな!テスト頑張ってこい!」といいましたが、ふと思うわけです。
1日は24時間しかないのに、そのうちの1時間をスマホに使っているのか・・・と。
もっと言えば、起きている時間は長くても18時間ほどしかありませんので、人生の18分の1をスマホに使っているとみることもできます。
もっともっと言えば、テスト期間でそれだけということは、普段はもっと使っているということですよね。
そう考えると、なんとも恐ろしくなりました。
かくいう僕も、一日の大半を今のようにこうして画面と向き合っています。
話を通して
そんな話をして、生徒たちに伝えたいのは、「時間の大切さ」ではありません。
『テスト中に数秒ぼーっとする。問題と問題の間で数秒止まる。そんなことをしていると、テスト時間が足りなくなるぞ』
一回一回はたったの数秒かもしれませんが、時間は待ってくれません。
そんな無駄な時間をなくしていかないと、テストは時間との闘いだよってわけです。
しかし。
テスト中ばかりではありません。
今日、ふと立ち止まった一瞬がありました。
その一瞬だって、繰り返すと、一生になってしまうのかもしれませんね。
止まる一瞬もないくらい、人生を駆け抜けたいものです。
では。
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