ファイユーム(FAIYUM):基本カードとマナレシオ理論
ファイユームで使われるカードのうち、基本カードについて解説します。
基本カードとマナレシオ理論はこのページ
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エンドカード(114~120)と災害カード(122~128)はこちら
また、基本カード以外のカードの強さを考察するために、コスト対効果で考える、マナレシオ理論を独自展開します。
よければお読みください。
基本カード
ファイユームのゲームで、初めから手札として持っているカード。
「農夫」3枚と「道路:2本」1枚、「開拓」1枚の3種類5枚。
S-「農夫」
労働者駒のあるマスの隣のマスに労働者駒を置く。対応した資材を1つ得る。
通称「凡夫(ぼんぷ)」。
対応した資材とは、置いたマスに買いてある資材のこと。
置いたマスにワニがいれば、ワニ退治ボーナスとして1金をもらえる。
盤上に労働者駒がない場合には、好きな場所に置くことができる。
1人3枚も持っているすべての基本となるカード。
2手、3手先を見て必要な資材を獲りに行こう。
いかに農夫を上手に使い、また、農夫より強いカードへ交換しデッキビルドしていくかが大切。
S-「道路:2本」
対応した資材を払い、マスとマスの間に道路駒を置く。2回行い、功績点3点を得る。
対応した資材とは、道路を置く両サイドのマスの、どちらかのマスでもらえる資材と同じ。
一見地味なカードだが、
・道路をひけるカードが少ないこと
・功績点をもらえること
・道路のあるところにしか使えないカードがあること
・直接結合(初めに集落同士を道でつなぐこと)で追加の功績点がもらえること
など、生きる場面が多いので序盤で捨て札に埋めてしまうのは早計かも。
S-「開拓」
小麦、ブドウ、石材を1つずつ支払い、ワニのいない資材マスに集落駒を置く。功績点3点と3金を得る。
既に労働者駒がいる場合にも、特に取り除いたりしない。
また、集落同士を隣接させることはできないので、1マス以上あける必要がある。
マナレシオ理論
詳細は、マナレシオ理論(ver.2)を参照のこと。
以下、マナレシオ理論(ver.1)も残しておく。
マナレシオ理論(ver.1)
自分の手番では、基本的にカードを1枚使用する。
そのため、基本的には「1手番にはカードを1枚消費する」ことになる。
それ以外にも、「カード1枚を使わずに捨てて2金を得る」こともできる。
また、プレイヤーがいつでも行えるアクションとして、「資材1つを3金で代用する」ことができる。
ただし、「3金を任意の資材1つと代用」はできるが、「資材1つで3金と交換」はできないので注意。
理論の展開
以上から
最低行動保障が【1手番=2金】
【1資材=3金】
をすべてのプレイヤーの基準とする。
「道路:2本」は、2資材(=6金)→功績点3点
「開拓」は、3資材(=9金。3金返ってくるので、実質6金)→功績点3点と3金
となるので、
【2資材=6金=功績点3点】
が標準レートとなる。
全員が持っていて、また1番数の多い「農夫」(1手番1資材=3金換算、ワニがいれば4金換算)を基本レートとして、
1手番で4金相当以上のアドを稼ぐのが、序盤は良いと考えられる。
マナレシオ理論の運用
以上より、
「1資材=3金」「2金=功績点1点」「1手番4金」が標準マナレシオ
これをもとに、それぞれのカードの強さを出していく。
【1手番(1枚)=4金(1資材+1金)】を「マナレシオ±0」として、
「得られる利」-「支払ったコスト」がそれよりも1金以上稼げる場合には「+〇」、下回る場合には「ー●」であらわすものとする。
ただ、このままでは、「道路:2本」や「開拓」は、変換レート基準のために-4になってしまう。
また、このゲームでは、功績点が最終的な勝敗に影響するので、どれだけたくさんの資材や金を持っていても、功績点がなければ意味がない。
そのため、
「功績点を得られるカードはそれだけで+4相当」とする。
なお、前述の通り厳密には「1資材=3金」ではないことや、必要なコストがカードによって違うことも含めて、ある程度の目安までにしかならないことを申し添えておく。
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