ファイユーム(FAIYUM):終盤カード(82~112)

ファイユームのカード一覧です。

今回は、82~112の終盤に購入できるカードです。

2~80までのカードの上位互換となるカードが多く、功績点が得られるカードも多く、一方で2~3回ほどしか使用することが難しいので、ピックアップも大切にしたいカードたちです。

ゲーム終了前まで使用されない「災害の山」の中に、青枠のカードから4枚入りますが、2~112までのうちランダムな数字の大きい4枚なので、終盤カードから抜かれることが多く、ゲーム終了まで購入できないこともあるため、戦略の軸にするには注意が必要です。

「災害の山」に入らなくても、めくれても、数字が大きいので、終盤までは降りてこないことが一般的です。

災害カードが見えるまでは購入できないことが多いので注意しましょう。

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終盤カード(82~112)はこのページ

エンドカード(114~120)と災害カード(122~128)はこちら

82-「熟練の仕入屋」

任意の集落に労働者1人を立てて配置する。任意の資材3個(ブドウ、石材、小麦、魚)を獲得する。同種または別種の資材を選択することができる。

通称、「ジューシー(10C)」

『28-仕入屋』、『30-買い付け屋』の完全上位互換カード。完全上位互換であり、コストの支払いなく1手番3資材得ることができる強カードであるが、他に資材調達系カードを持っていれば、無理に購入しなくてもよいところがこのゲームの難しいところ。

このカードが出てきた時点で、『28-仕入屋』『30-買い付け屋』のほか、各資材の「調達」や「交易商」など、集落(村や町)に駒を置くカードが複数購入されていることがほとんどなので、集落に労働者駒を置けないと使えない点に注意。

【マナレシオ 5.75】

84-「都市化」

町が配置されていない任意の集落ひとつに、町1個を配置する。マスに労働者が配置済みの場合は、そのまま残す。他のカードのアクションを行うとき、この場所は集落と町のどちらとしても見なす。

小麦1個、ブドウ1個、石材1個を支払う。6名声点と2ゴールドを得る。

『40-町の創建』の上位互換カード。ただし、こちらは数字が84とかなり遅い。

「町」が影響するカードは終盤にかけていくつかあり、それらを十分に活用するには、「町」がいくつか欲しいが、「町」をつくることができるカードは、上記『40-町の創建』と本カードの2枚しかないため、扱いが難しい。

だが、妨害されにくく、比較的低コストで6功績点稼げるカードなので、他のカードとの兼ね合いや他者の妨害はあまり考えず、どんどん「町」をつくっていったほうが結果的によい。

強いカードであることは間違いない。

【マナレシオ 11.5】

86-「観兵式」

集落に配置済みの立っている労働者1人を選択し(『60-宝石鉱夫』で発生する「寝かせた」労働者は選択できない)、その集落から接合している道路を通って別の集落へ移動する(これを最大3回行う)。終着地(最後に移動した集落)には、別の労働者がいてはならない。移動を終えた後、その労働者を取り除く。

集落1個への移動では、2ゴールド支払い4名声点を獲得する。集落2個への移動では、4ゴールド支払い5名声点獲得する。集落3個への移動では、6ゴールド支払い、6名声点獲得する。

読み方は「かんぺいしき」らしい。

ゴールドを直接名声点へ変換できるカード。

コストや効果が多少複雑なため、難しそうに見えるカード。よく理解して使おう。

発動するからには一気に6名声点稼ぎたいところだが、集落に労働者コマが必要であり、かつ、終着集落には労働者コマがあってはいけないことから使いづらさも目立つカード。

だが、「2金で4名声点」は、稼ぎの効率がよく、「6金で6名声点」は、効率こそ下がるが、1手番で6名声点を得られる分が大きく、現在のところ、評価保留中。

1移動のとき【マナレシオ 10】

2移動のとき【マナレシオ 10.5】

3移動のとき【マナレシオ 11】

88-「パピルス」

個人の捨て札の一番上にあるカードと同じアクションを実行する(あればコストを支払い、報酬も受け取る)。

自分の捨て札の一番上にあるカード(直前に使ったカード)をコピーするカード。

自分がほかにどのようなカードを持っているかで強さが変わる。

88~112の「終盤カード」や、114~120の「エンドカード」は、複数回使用することでゲームを決めるカードが多いため、それらを「管理アクション」を挟まずに連続で使用できるこのカードは、間違いなく強カード。

ほかの人にピックされるより先に購入したい。

現状teir1。

強いカードは必要なコストの支払いも大きいため、詰め将棋のように先を見据えて資源を管理しよう。

また、「管理アクション」をあまり回さずに、災害カードの高得点を得る戦略(アグロ)と、

「管理アクション」をガンガン回し、災害カードの名声点より手札を使い切ることを目的とする戦略(コントロール)があるが、

パピルスを手にした場合、コントロールして強いカードを複数回利用した方が結果的に名声点を稼げることが多い。

特殊カードにつき、マナレシオなし。

90-「徴税人」

任意の工房に労働者を1人立てて配置する。ゲーム盤上に配置済みの工房と町1つにつき、1金を獲得する。

終盤に使うことができれば、金を大量にかせぐことができるカード。

ゴールドを要求するカードは多くあり、3金で1資源の代用ができるため、いろいろな場面で役に立つ。

一方で、「ほかにも、工房に労働者駒を置くカードがあるため、いつでも使用できるわけではないこと」と、「終盤に金を得るためだけに手番を消費する時間があるか」という点に注意。戦略が大事。

工房と町が9個あると仮定して、【マナレシオ 6.5】

92-「道路:5本」

最大5本の道路を配置する。道路1本につき、『S-道路:2本』と同じルールを適用する(支払いと得点)。

建設した道路1本につき、1名声点を獲得する。さらにその道路によって、集落同士、建設地用地、または集落と建設用地の間に、最初の直接結合が完成した場合は、追加の1名声点を獲得する(それぞれの道路により発生した直接結合につき得点する)。

5本置かなくてもよいため、最後の数点の詰め(資材の使い切り)にも使える。

道路を設置できる数に限りがあるため、最後の1本などは『S-道路:2本』では置くことができないが、このカードでは置くことができる。

小回りが利くことから、マナレシオよりも評価の高いカードである。

5資材5名声点+直接結合期待値1.5と換算して、【マナレシオ 3.5】

94-「祝宴」

任意の建設用地に労働者1人を立てて配置する。小麦1個、ブドウ1個、魚1個、6ゴールドを支払う。8名声点を獲得する。

ルールブックでは、「6ゴールド」はコストから抜けているので注意。

8名声点は大きいが、魚を必要とするため、魚と金が稼げる構築で生かせる。

ほかにも、「建設用地に労働者駒を置くカード」があり、特に『114-ミイラ』を妨害できる可能性があるという視点はもっておくとよい。

【マナレシオ 8.25】

96-「ワニの捧げもの」

任意の建設用地に労働者を1人立てて配置する。任意の資源マスからマスにいるワニを取り除く。3名声点を獲得する。

通称、「ワニの揚げ物」(ワニ肉のから揚げって美味しいのかなあ?)

このカードでは、ワニ退治の1金を得ることができない点に注意。

4人プレイなどでは、終盤にワニが残っていないこともあるので、マナレシオは高いが、効果を生かすには、少人数プレイに限る。

『94-祝宴』と同じく、ほかの「建設用地に労働者駒を置くカード」、特に『114-ミイラ』を妨害できる可能性があるという視点はもっておくこと。

【マナレシオ 8.5】

98-「パン職人」、100-「醸造家」、102-「石工」

(パン職人)任意の小麦のマスの工房に労働者1人を立てて配置する。小麦1個を支払う。2名声点と5ゴールドを獲得する。

(醸造家)任意のブドウのマスの工房に労働者1人を立てて配置する。ブドウ1個を支払う。2名声点と5ゴールドを獲得する。

(石工)任意の石材のマスの工房に労働者1人を立てて配置する。石材1個を支払う。2名声点と5ゴールドを獲得する。

どのカードも、軽量コストで、名声点と金を得られる良カードであり、工房はたくさんできるため困らない。

ただし、『56-助手』や『90-徴税人』など、置きたい工房にピンポイントで置かれることで、いつでも使えるわけではないといところに注意。自分が「管理アクション」をして労働者駒を回収した、すぐ後のタイミングがよいだろう。

【マナレシオ 9】

104-「大河祭」

運河に隣接する集落、または町1個につき、任意の資源1個(ブドウ、石材、小麦、魚)を支払う(最大9個)。同種または別種の資源を選択することができる。供給した町1個につき2名声点、町が配置されていない集落1個につき1名声点を獲得する。

川沿いにどれだけ集落や町があるかにより、強さが変わるカード。

最初の集落が川沿いにあることから、比較的川沿いに集落はできやすい傾向にあるが、序盤からこのカードを目指して盤面をつくるのは難しい。

雑に使っても名声点を稼げるカードなので、購入は検討しよう。

現実的な範囲で、運河沿いに「集落2個」「町2個」(6名声点)のとき、【マナレシオ 7】

期待値をかなり高くした理論値として、運河沿いに「集落5個」「町4個」(13名声点)のとき、【マナレシオ 12】

106-「曲芸師」

任意の町に労働者1人を立てて配置する。ゲーム盤上に設置済みの町1個につき3ゴールドを獲得する。

どの程度町ができているかによって強さが変わるカード。

ほかにも、集落に労働者駒を置くカードが多いため、タイミングによっては利用できないことがある点に注意。

また、『90-徴税人』と同じく、「終盤に金を得るためだけに手番を消費する時間があるか」という点に注意。

町が3つあった場合(9金)、【マナレシオ 6.5】

町が4つあったとして(12金)、【マナレシオ 9.5】

108-「石工の業物」

『12-捧げもの』と同じように、任意の建設用地に建材1個を配置する。3ゴールドと別種の資源(ブドウ、石材、小麦、魚、薔薇)最大5個を支払う。支払った別種の資材の数に応じて、1/3/5/10/15名声点を獲得する。

建材を配置できないと使えない、という弱点があるため、どの程度みんなが建材を置くカードを持っているか、盤面にあといくつ建材を置けるかということから総合的に判断して購入を検討しよう。

「3金で1資源代用」は、小麦、ブドウ、石材にしか転用できず、1枚のカードにつき1回しか使えないことに注意しよう。

一方で、バラは、「バラとして支払う」以外にも、他の資源として活用できる。

また、4資源のときと5資源のときは、得られる名声点の倍率が跳ね上がるため、使うなら4資源以上で狙いたい。

低く見積もって、2資材のとき、【マナレシオ 1.5】

3資材のとき、【マナレシオ 4】

4資材のとき、【マナレシオ 13.75】

最大効率の5資材のとき、【マナレシオ 22.75】

110-「収穫祭」

道路または橋で他の集落と結合されている集落1個につき、ブドウ、小麦、魚のうちいずれかの資源1個を支払う(最大10個。それぞれがお互いに結合している必要がある)。同種または別種の資源を選択することができる。供給した町1個につき2名声点、町が設置されていない集落1個につき1名声点を獲得する。

「収穫祭」ということで、魚は使えるが、石材はコストとして支払えない点に注意。

直接結合は、道を置くときにはみんな意識して狙うため、10個まではいかずとも、6~8個くらいはつながっていることが多い。

雑に使っても強いカードである。

町1個、集落3個(5名声点)のとき、【マナレシオ 4.5】

町2個、集落4個(8名声点)のとき、【マナレシオ 7】

町3個、集落5個(11名声点)【マナレシオ 9.5】

町5個、集落5個(14名声点)【マナレシオ 12】

112-「ファラオ」

任意の町に労働者1人を立てて配置する。この労働者をファラオと見なす。

ファラオを配置した町と、道路または橋で直接結合されている集落、町、建設用地(結合された集落および/または建設用地のあいだのマスに工房が配置されていてもかまわない)1個につき、次の通り名声点を獲得する。町1個につき2点、町が配置されていない集落1個につき1点、建設用地に配置されている建材1個につき1点。

青枠のカードの中では、ぶっちぎりに強いカード。

コスト不要で、置くだけで功績点をガンガン稼げるカード。ずるい。

だからこそ、強いからこそ、このカードを持っている人はマークされ、妨害を受ける。(というか、しないと負ける。)

ファラオが購入された後は、常に「どこにファラオを置かれると何点か」という視点をもち、持っていない人は、町にどんどん労働者駒を置いていこう。

また、建設用地に建材がどの程度置かれているか、ということも、このカードの強さを変える。

最大効率で使用できた場合の、「10名声点」の【マナレシオ26】、「12名声点」の【マナレシオ31】は、マナレシオ理論上最高値である。

現実的な範囲で、妨害を受けながらも、6名声点~8名声点を得られる場所に置くのでも、マナレシオ理論で上位8に入り、十分仕事したと言える。

もっとも、「すべての持ち物はファラオの物であり、ファイユーム地方を発展させ、ファラオに褒めてもらう」というこのゲームの世界観に沿うと、一番発展しているところにファラオを招きたくなるのだが……家臣の権力争いがあるとそうもいかず、巻き込まれるファラオもファラオで大変である。

6名声点のとき、【マナレシオ 16】

8名声点のとき、【マナレシオ 21】

10名声点のとき、【マナレシオ 26】

12名声点のとき、【マナレシオ 31】

総評

「終盤カード」はどれも協力で、ゲームに与える影響が大きいです。

より強力な114~120の「エンドカード」とは違い、数字によっては、ゲーム中盤に市場に並ぶこともあるため、ゲームごとに運の要素も大きいです。

最初から「このカードを狙って構築(ビルド)する」というのは、賭けの部分が大きいので、受けを広く取り、自分の番で購入できる強カードを、その場に応じてピックしていくしかないと思います。

その中でも、他の人に渡したくないカードとしては、

・妨害を受けにくく、終盤でも見劣りしない『84-都市化』

・強いことが間違いない『88-パピルス』

・小回りが利く『92-道路5本』

・特に盤面を整えず、雑に使っても強い『104-大河祭』と『110-収穫祭』

・爆発力が高い『108-石工の業物』

・要マークカードである『112-ファラオ』

これらのカードになるでしょう。

これら7枚のカードは、「たとえ上手く使えなくても、相手に渡すよりマシ」と見ることもでき、逆に言うと「1枚も購入できないと負けが近づく」カードでもあると思います。

risoluto
吟遊詩人。趣味人を気取る教育公務員。

人生とは旅に似ている。



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